コミュニケーションはいついかなる時も大事なんだなって
○先週まとめ
月曜日、職場の偉い人が僕の所属する事務所を訪問するということで朝から事務所内が慌ただしい雰囲気になっていた。
偉い人は各部ごとに職員みんなと話をしたいということで、限られた時間で話をするというより、まるで面接のような雰囲気で“意見交換会”を行った。
先週は別の部署の偉い人が来て、若手職員と意見交換をしたいとの打診で僕が対応した。
なんと来週もまたまた別の部署の偉い人が若手職員と話をしたいということで、僕たち数名の若手職員が対応することとなった。
ここ数年、新卒就職や転職など、就職状況は売り手市場が続き、せっかく採用してもすぐ辞めて転職であったり、そもそも内定を出してもより良い条件の会社に就職してしまう状況が続いている。
僕の勤める職場も若手職員が良い意味でも悪い意味でも辞めているらしい。
人材流出を防ぐためか、若手職員に対する面倒見は非常に良く、上記のように偉い人たちが積極手に話し合いの場を設けている。
若手職員に対する手厚い面倒見の良さはとても良い方向に動いていると感じている。
面倒見の良い環境に甘えずに、自分から勉強していく姿勢を忘れずに生活していきたいと思う。
土日は群馬県の皇海山フォレストという場所でキャンプをして、皇海山登山を楽しんだ。
数年、ヤマノススメという登山をモチーフにした女の子たちが登山するアニメが放映されて以降、オタクの登山人口が増えたそうだ。
ここで強調しておきたいのですが、僕は高校生の頃登山部で卒業後も時たま登山していた人です。です!(大事なことなので2回言いました。)
きっかけは何であれ登山などアウトドアを楽しむ人が増えたことはすごく嬉しい。
登山はどうしてもおじさん、おばさんが楽しむイメージが先行している気がするので、若い人たちが楽しめる趣味としてイメージが定着するといいなぁと思う。
キャンプして酒盛りして肉焼いて、友人たちと遅くまで語り合ってすごく楽しかった。
これからも定期的にキャンプしていきたいな。
もっと言うなら飲みながら語り合うのすごく好きなので、毎日でもやりたいな。
身体的な疲れは逆にたまったけど、精神的なストレスは一気に解消されたと思う。
○思考整理
最近、個人的に少し苦手な人のタイプが分かってきたと思う。
それは、直感で動くタイプの人。
頭の中が読めないというか、多分世間からすると変人と評される人たち。
この人たちの思考は読めないため、基本的に人を分析して相手に合った対応をする嫌な自分にとって対応に苦慮する。
本当に思考が読めない。何が琴線にふれるのかすら分からない。
割と人の特徴や考え方など数分話をすれば分かる方なのだが、この人たちはそもそも分析が通じない(自分で言うのも何だがこの分析結構な確率で当たる)。
しかし、このような直感で動く人たちのほうが人生楽しんで成功している人が多いと思う。
直感で動く、つまり決断も早く行動も早い人のことだと考えている。
考えることは大事だが、考えすぎるのはよくないことをこれまでの人生でよく学んだ。
僕が直感で動く人間になるのは無理だと思う。
しかし、考えすぎることはやめることができると考えている。
直感で動く人は苦手だけれど、尊敬できる点が多々あるので自分に生かせることがあればその人たちからよく学び取り入れていきたい。
自分の行動と決断に自信が持てるようになっていきたい。
以上
スペシャリストとゼネラリスト
○先週のまとめ
先々週の麦刈り実習から一転、本来の業務に戻りました・・・と言いたいが、先週も2日ほど研修があった。
研修が非常に充実している良い職場だと思う。
研修の内容としては植物の病気と栄養、土壌についてであった。
突然だが、植物が病気になる条件として3つある。
その3つの条件は①主因(病原菌) ②素因(植物の性質、状態) ③誘因(病原菌が活発になる環境)がすべて揃ったとき始めて植物は病気になる。
具体例を挙げてみる。
イネいもち病というイネの収量を著しく減少させる重要病害がある。
先の3つの条件をイネいもち病にあてはめてみると、①主因:Pyricularia oryzae (糸状菌) ②素因:主にイネ(他の植物にもいもち病が発病するがレース(病原菌の内容)が異なる)で軟弱な状態 ③誘因:日照不足、肥料の窒素過多 である。
ただ殺菌剤散布で病原菌を防除するだけでも、イネを健全に栽培するだけでも、適正施肥するだけではダメなのである。
複合的に考えて病気の発生を予防していくことが収入に繋がる。
これは植物に限った話ではなく、人間にも言える話ではないだろうか。
要は何が言いたいのかというと、農業は幅広い知識を持って取り組むことが重要であるということである。
栽培する植物の栽培特性、病害虫、肥料、土壌の性質・成分、農薬、気候、気温・・等多くの分野を網羅することが、収入に繋がる。
一つの分野に特化したスペシャリストも必要ではあるが、仕事としている農業関連の仕事に関して言えば幅広く様々な分野に精通しているゼネラリストも重要になってくると考えている。
僕はどちらかというと後者を目指している。
スペシャリストと農業者を繋ぐ仕事も悪くないと思っている。
○思考整理
ゼネラリストを目指しているとかっこよく書いたが、これはなりたいという気持ちとまた別に自分の性質上こちらが性に合っているということである。
自分はこれまで広く浅く交友関係をこれまで築いてきた。
もっと言えば人の反応を分析して相手に合わせることができる。
よく言えばコミュニケーション能力が高い、悪く言えば自分の個性がない。
なぜこうなったのかは語りだすとキリがないし、原因を考えたってこれは直るものでもないと考えている。
しかし、この僕の性質みたいなものは年々弱くなっているようには思える。
それは自分のこの性質が嫌だったこと、直すことができなくても多少の軌道修正はできると努力した結果だと信じている。
様々な仕事や考えの人に積極的に会ってお酒を交わすことも多くなったし、友人もたくさん増えた。
同僚、同期とも仕事とプライベートきっかり分けずに、友達と考えて公私問わず仲良くしてもらっている。
自分の中の一種のキーワードともなっている“広く浅く”を今度は“広く浅く、そして深く”に変えて行きたいなと思っている。
広く様々なことに興味を持ち、常にアンテナを伸ばしてそして興味を持ったものを深めていくという欲張りになっていこう。
目標は直感で動けるようになること・・・・これは難しいかな(苦笑)
以上
明るく進んでいこう
○今週のまとめ
先週に引き続き、仕事は麦類の研修であった。
研修内容も先週とほぼ同様のもので、メインの収穫作業と講義であった。
麦も米と同様で多くの補助金で収入の一部が賄われている。
よく補助金で守られているのはおかしい!と声を上げる農業をよく理解していない人間がいるが、逆をとれば補助金を出さなければ食っていけないくらいの収入しか得られないということである。
しかしながら、米も麦も日本の主食を担っている重要な作物であり、無くすことはできない。
昨年の国会で【種子法(正式名称:主要作物種子法)】という法律の廃止が決定し、今年の4月より施行された。
この法律を知っている人は少ないかもしれないが、米や麦、大豆など主要作物に関係ある法律である。
米や麦の種子をホームセンターなどで見たことあるだろうか?
これらの種子は国や県で育種、品種改良を行っており、民間企業では行っていない。
国が責任を持って安定供給をしていくという法律で、戦後間もない時期に作られた。
その種子法の廃止により、民間企業の競争を促して品種改良を進めていくというものだ。
今年はまだ猶予期間ということで現場で大きな問題にはなっていないが、埼玉県を始めとした一部の県では種子法と同様の内容の条例を立てて、これからも県が責任を持って主要作物の種子提供を行っていくこととしている。
何が問題かというと、企業が種子の独占を行うことや、種子の価格の上昇などである。
米麦は採算ギリギリでやっているため、種子代が高くなることはつまり収入が減少することを意味する。
儲からない仕事をするわけもなく、米麦農家は辞めて行き将来的に日本の主要作物農業は危機となる。
講義を受けて改めて日本の農業の危うさを意識するようになった。
大人になって米や野菜、肉など食事の美味しさ、ありがたみを感じるようになって食事を楽しめるようになった。
先週今週は麦について勉強し、麦づくりの大変さを学んだ。
これからはビールを飲むときは麦について想いを馳せて美味しくいただくとしよう。
土日は肉体労働の疲れを取り、市内の神社巡りを行い心身の回復に励んだ。
梅雨らしく雨が降ってきて気持ちも沈むが、家の中で好きな音楽を聞いて読書をして楽しんでいる。
でもやはり晴れが一番好きだから、早く梅雨が明けないかなと思う今日このごろ。
○思考整理
梅雨は嫌いである。
梅雨というか、雨や曇が嫌いである。
よく明るいね、テンション高い、やる気あるねと言われるが、それだけだったらこんな苦労した人生は送っていないと思う。
性格や考え方というものはある程度の基本方針は遺伝で決まっていて、あとは環境によって決まると個人的には考えている。
僕はご存知の人もいるかもしれないが基本的には極端な性格であり、中間というものがない。
ブレーキの壊れた暴走機関車のようなものかなと思う。
直せるなら直したいが、これはもう直らない。
そうであれば、極端の良い方に常に持っていけるように意識しているが、雨や曇りの日になると気分が落ちる。
こういうときは人に会わないことにしている。
早く梅雨が明けてくれることを祈りながら穏やかに暮らしていける日々を模索している。
明日からまた仕事が始まる。
無理せず、梅雨があけるまでは省エネモードで行こうと決めたそんな夜。
黄金色の波に夢をのせて
○お知らせ○
ブログをリスタートすることにしました。
これからもどうぞ僕をよろしくお願いします。
○今週まとめ(5/28-6/1)
今週から2週間、麦についての研修だった。以前のブログを見てた人、Twitterで僕を知っている人はご存知かと思うが、農業に携わる仕事をしている。仕事の一環で麦類について関わる機会が多くあるため、麦類についての知識と栽培、収穫に関する研修を受ける運びとなった。
「麦」と聞いて、みんなはどんなイメージを持つだろうか。最近は麦の栄養価の高さが健康に良いと注目を浴びている。麦類には食用としているものは数あるが、メジャーなものとして「小麦」と「大麦」がある。生活をおくる上で、どちらも欠かせない存在ではあるが、日本おける両者の食料自給率は非常に少ないことをみんなは知っているだろうか。小麦の自給率は15%、大麦の自給率は9%(農林水産省、「平成28年度食料自給率について」より)である。とりわけ、大麦は食用だけでなくビールや焼酎の原料としても使用されるため非常に需要である。小麦と大麦だと小麦の収穫時期が若干遅く、関東だと先週から今週くらいが大麦の収穫時期となり、その後小麦の収穫が始まる。近所や田舎に行ったとき、この時期に黄金色に靡いているイネのようなものがあればそれは麦類である。
一般的な農業者はコンバインで機械的に収穫し、農協の組合員の人たちは農協のカントリーエレベーターという乾燥、調整などをする施設に運び込む。収穫適期を見逃さないように、農業者は慎重に作業し、またまたこの収穫時期に雨が降らないことを祈り天気に敏感になる。収穫適期に連続した雨が続くと、麦の実が発芽してしまい品質を下げてしまうからである(穂発芽という)。
前置きが長くなったが、僕は麦類について基礎と実際の収穫作業を研修施設で現在学んでいる。研修施設は研究機関としての面を持ち、農業者にとってメリットの大きい品種の選定、育種も行っている。麦類に限らず、植物の新しい品種が誕生するまでには十数年かかる。十数年かけて育種家の夢と目標を実現していく、長い旅である。
手刈りで麦を収穫し、乾燥機で乾燥ではなく、天日干しで乾燥させる。栽培面積も広いため、かなりの重労働に加え、暑さが体力をどんどん削っていく。農作業は非常に大変で、この作業を高齢の農業者がやっていることを見ると、心配になることもある。しかし、担い手の数は一向に増えず産業としての危機を感じることも多々あった。
安全に注意してもう少し頑張ろうと誓った。
○思考整理
ひどく散らかった部屋のように脳内の思考が散らかっていた1週間であった。「やる気」という気持ちがここ最近湧いてこない。その原因はなんだろうと色々と考えてみたが結局結論は出なかった。心ここにあらず状態が続き、終いには指を怪我してしまった。社会人になりたての頃は“やりたい仕事”ということに拘っていたが、ある程度社会人を経験し、様々な組織で働くことでその想いに拘りすぎると良くないということが理解できてきた。本当に実現したい想いや熱意があるのであれは、それはもう独立するしかないのである。組織に属する以上は、トップが大筋の方針を決め、それに則ってその中で実現したい想いを達成していくしかない。
僕の仕事への取り組みのスタイルは非常に単純で極端である。やる気を感じて全力でやるか、やる気を感じず興味わかずテンションが上がらないかである。程々でやるということができない。もうこういう仕様なのだと諦めている。その仕様をうまく適応させるためには小さくてもいいから興味を持てることを仕事上でみつけるしかない。麦類は非常に奥が深く探求のしがいがあるが、それでもスイッチは入らない。焦る気持ちと上手くいかない自分への嫌気で辟易し始めている。
けれど、焦ることはよくないことが自分で一番わかっている。今は焦らず自分を労ってあげよう。がんばろう自分。以上